ギリシャの古代墳墓から人骨 アレキサンダー大王時代


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ギリシャ北部アンフィポリスで発掘調査が進む墳墓の入り口部分=8月(ギリシャ文化省提供、AP=共同)

 【ローマ共同】ギリシャ文化省は12日、同国北部アンフィポリスにある巨大墳墓から、人のものとみられる骨と装飾品などが見つかったと発表した。墳墓は紀元前4世紀につくられた古代マケドニアのアレキサンダー大王時代のもので、埋葬人物を特定する手掛かりになるとして分析を進める。
 直径約160メートル、円周約500メートルの墳墓は8月に入り口が発見され、発掘調査が続けられている。これまでに内部から、大理石のスフィンクスの頭部や神話が描かれたモザイク画なども見つかっている。
 考古学者らはアレキサンダー大王自身の墓である可能性は低いとみている。
(共同通信)