米司法省、上空から携帯情報傍受 航空機使い、犯罪捜査と説明


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 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は13日、米司法省が特殊な装置を搭載した航空機を使って、上空から携帯電話の個人情報を大量に傍受していると報じた。関係者は犯罪捜査のためと説明しているが、一般市民の情報も捕捉できる。米政府機関による個人情報収集の一端があらためて明らかになった。
 装置は米航空機大手ボーイングの関連会社デジタル・レシーバー・テクノロジー社が製造。社名の頭文字からダートボックスと呼ばれる。基地局のように装い携帯の電波を集める仕組みとみられる。運用は2007年ごろからで、人口が集中する大都市圏上空から傍受してきた。
(共同通信)