園児津波犠牲訴訟が和解へ、仙台 一審で唯一賠償命令


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 東日本大震災の津波で死亡した宮城県石巻市の私立日和幼稚園の園児4人の遺族が、園側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、12月3日に仙台高裁(中西茂裁判長)での協議で和解が成立する見通しとなったことが14日、分かった。
 この日の和解協議後、原告側代理人が明らかにした。現時点の具体的な協議内容は明らかにされていない。この訴訟は、震災の津波犠牲者の遺族が管理者側に賠償を求めた各訴訟で、これまでに一審で賠償を命じる判決が出た唯一のケース。
 4人は幼稚園の送迎バスに乗っていて津波に巻き込まれ、遺族が計約2億6700万円の賠償を求めて提訴していた。
(共同通信)