県知事選あす投開票 竹富はきょう繰り上げ投票


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(左から)街頭演説で支持を訴える下地幹郎氏=14日午後1時ごろ、宜野湾市普天間 街頭演説で支持を訴える喜納昌吉氏=14日午後5時15分ごろ、那覇市泉崎 街頭演説で支持を訴える翁長雄志氏=14日午後4時15分ごろ、那覇市おもろまち 街頭演説で支持を訴える仲井真弘多氏=14日午後3時15分ごろ、那覇市寄宮

 県内最大の政治決戦となる第12回県知事選は15日、選挙戦の最終日を迎える。無所属新人で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、無所属新人で元参院議員の喜納昌吉氏(66)、無所属新人で前那覇市長の翁長雄志氏(64)、無所属現職で3選を目指す仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=の4候補は14日、早朝から街頭に繰り出して有権者に支持を訴えた。竹富町では15日に繰り上げ投票が実施される。

 選挙戦最終日の15日は、下地氏が午後6時から那覇市のサンエー那覇メインプレイス前で、喜納氏が夜に同市牧志のライブハウス「チャクラ」で打ち上げ式、翁長氏が午後6時半から同市の県民広場前で必勝大集会、仲井真氏が午後7時から同市のむつみ橋交差点で打ち上げ式を開き、選挙戦を締めくくる。
 下地氏は14日、国道58号交差点で支持者が早朝行った手振り作戦などで有権者にアピール。「基地だけが争点ではない。知事になって貧困問題を解決する」と訴えた。午後は中部を自転車で遊説して回った。
 喜納氏は午後、那覇や名護などを中心に3回の街頭ライブを実施して、「沖縄が辺野古問題で揺れている。承認の取り消しで日本やアジアに平和を発信していく」と訴えた。午前は伊江島で遊説した。
 翁長氏は那覇市内の住宅街を遊説し、有権者と握手して回った。商業施設が立ち並ぶ新都心地区で「米軍用地の返還後、新都心の雇用は100倍に増えた。基地は経済発展の最大の阻害要因だ」と訴えた。
 仲井真氏は、那覇市を中心に6カ所でスポット演説をしたほか、企業訪問するなど精力的に活動した。夜は浦添市内の演説で「基地の早期返還で交通体系と基盤を整備して発展につなげよう」と支持を訴えた。