那覇市長選もきょう投開票 活性化策、基地問う


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(左から)必勝大集会で最後の訴えをする城間幹子氏=15日午後7時ごろ、那覇市泉崎の県民広場前 打ち上げ式で最後の訴えをする与世田兼稔氏=15日午後6時30分すぎ、那覇市牧志の選挙事務所前

 県知事選に出馬した前職の辞職に伴う那覇市長選は16日投票が行われ、即日開票される。無所属新人で前副市長の城間幹子氏(63)、無所属新人で前副知事の与世田兼稔氏(64)=自民、公明推薦=が立候補、一騎打ちを繰り広げた。両氏は15日に最後の訴えをした。投票は16日午前7時から午後8時まで、市内54カ所の投票所で行われる。開票は同日午後9時10分から那覇市民体育館で行われ、午後11時ごろまでには当落が判明する見通し。

 期日前投票者数は6日間で有権者の17・7%に当たる4万4688人。2年前に行われた前回市長選の1万9689人の約2・3倍と大きく増加した。
 市長選は待機児童解消や市街地活性化、行財政改革、経済振興などのほか、米軍普天間飛行場の辺野古移設や輸送機オスプレイ配備など基地問題に対する基本姿勢が争点となっている。
 城間氏は市泉崎での必勝大集会で「誇り高き県民の心を那覇市の子どもたちに示そう。さらに住みよい那覇市にすべく、市政運営を任せてほしい」と訴えた。
 与世田氏は市牧志での必勝打ち上げ式で「県都那覇市は自公体制で守るという決断が正しかったことが証明される。勝利に向かって頑張る」と訴えた。
 8日現在の選挙人名簿登録者数は25万2564人(男性12万216人、女性13万2348人)。