マグロ漁獲枠、年2割ずつ拡大へ 東大西洋・地中海で3年間


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
大西洋のクロマグロ(世界自然保護基金提供)

 【ジェノバ共同】大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は17日、イタリア・ジェノバでの年次総会で、漁業資源の回復を理由に2015~17年の東大西洋・地中海のクロマグロの漁獲枠を年2割ずつ増やすことを決めた。日本には全体の約8・3%が割り当てられる。
 新たに絶滅危惧種に指定された太平洋クロマグロは規制に向けた動きが強まる可能性があり、大西洋が日本の調達先として重要度を増しそうだ。
 大西洋クロマグロは、大半が日本に輸入されている。日本政府の交渉団は「枠の増加で日本への供給も増えるが、価格への影響は現時点では分からない」としている。
(共同通信)