空港の出入国審査、顔識別導入へ 五輪に向け待ち時間短縮


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 法務省は18日、空港で日本人の出入国審査をする際、機械で顔を識別して本人確認するシステムを早ければ2017年度中に導入する方針を固めた。今年の夏に実施した実証実験でエラーが大幅に減少し、実用化できると判断した。
 20年の東京五輪に向けて訪日外国人の増加が見込まれており、法務省は日本人を審査する人員を減らす代わりに外国人の担当を手厚くし、待ち時間の短縮を図りたい考えだ。
 顔認証は、パスポートの内蔵チップに記録された顔写真データと、審査場のカメラで撮影した顔の画像をコンピューターで照合し、同一人物かどうかを確認する仕組み。英国などでは既に導入している。
(共同通信)