群馬大病院、手術ミスで患者死亡 50代男性、遺族に謝罪


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 群馬大病院は18日、第1外科で十二指腸の腫瘍を摘出する手術を受けた50代の男性患者が術後に容体が悪化し、今年2月に死亡したと発表した。病院はミスがあったと認め、遺族に謝罪した。

 同病院では、第2外科の同一医師が腹腔鏡を使って肝臓切除手術をした患者8人が、術後4カ月未満で死亡したと明らかになったばかり。病院によると、8人の死亡事例と同様に、今回の手術も、医師らは事前に必要な院内の倫理審査を申請していなかった。
 50代の男性は群馬県内在住で昨年4月に手術を受け、肝不全で死亡した。当初は腹腔鏡を補助的に使用したが、途中で開腹手術に切り替えた。
(共同通信)