水路に親しんで 与那原でリバーサイドフェス初開催


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カヌーで水路ツアーを楽しむ参加者たち=9日、与那原町東浜

 【与那原】与那原町と同町商工会は9日、同町商店街と東浜地区にまたがる水路で「与那原リバーサイドフェスティバル」を初開催した。町内外から多くの人が集まり、カヌー体験や利き水コンテスト、水路にまつわるクイズなどを楽しんだ。

 与那原町は水路を生かした町づくり事業を進めており、水路沿いにカヌーの乗降場や休憩所などを設けた「憩いの広場」を2015年度末までに建設する予定だ。イベントの開催を通して、町民に水路に親しんでもらい、東浜地区のイメージアップと水路の浄化、地域活性化を目指している。
 カヌー体験には親子連れなど多くの人が参加した。専門家の指導を受け、カヌーで悠々と水路を巡った。南風原町の田中善智君(11)=北岡小5年=は「こぎまくって、後ろの人に水をたくさん掛けてしまった」と話し、妹の綾音ちゃん(9)=同小3年=は「魚がいたよ。楽しかった」と笑顔を見せた。
 特産品の販売やコンサートなどを催す「綱がる与那原ちゃんぷる~市」、「与那原綱がる軽便市」も水路沿いやえびす通りで同時開催された。