子宮頸がんワクチン副作用に対応 協力医療機関を選定


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 接種後に全身の痛みやしびれなどが報告されている子宮頸がんワクチンで厚生労働省は21日、副作用について身近に相談や診療が受けられる51の協力医療機関を34都道県で選定したと発表した。残る13府県でも整備を進める。

 協力医療機関の医師は痛みの専門医らからワクチンや副作用に関する研修を受け、小児科、産婦人科、整形外科、麻酔科などが連携して接種後に起きた症状に対応する。
 厚労省は医療機関や自治体に協力要請し、これまでに報告された2475例の副作用に関する追跡調査をし、来年2月までに報告するよう求めている。報告の結果を踏まえ、接種の呼び掛けを再開するか、検討する。
(共同通信)