男性負傷に警察「自過失」 辺野古新基地建設を阻止


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 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前では21日、新基地建設を阻止しようと、基地内に入るダンプカーなどの工事車両の前や車道に数十人が座り込んだ。

50人以上の機動隊員が投入され、市民らと激しくもみ合う場面が何度も繰り返された。
 機動隊員が強制排除を始めた午後5時前に男性が負傷した。男性は機動隊員が抱え移動させる際に激しく抵抗。目撃者によるとその際に後頭部をアスファルトに打ち付けたとみられる。
 機動隊は自由に移動できないように排除した住民を取り囲んだ。男性のけがを知った市民らが、看病のため囲いの外に出すよう頼んだが認めなかった。
 男性の負傷について県警警備2課は「警察が対応した中でのものではない。自過失によるものだと承知している」としている。