「国際通り屋台村」 出店者の募集開始


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国際通り屋台村への出店者の募集開始を発表する関係者ら=20日、那覇市のてんぶす那覇

 那覇市国際通り沿いのグランドオリオン跡に来年6月オープン予定の「国際通り屋台村」で、出店者の募集が20日、始まった。応募は12月末まで。全20店の屋台をそろえ、1店当たり約13平方メートルの敷地にカウンターと店内8席、店外8席の客席を設ける。

 12月2、7の両日にそれぞれ那覇商工会議所と沖縄産業支援センターで説明会を開く。1月に書類選考、試食会を経て2月初旬までに出店者を決める。出店契約は3年間で、賃料は共益費や広告宣伝費込みで月額16万円。
 市民らが立ち寄れる地域コミュニティーづくりを目指し、観光客とも交流できる場を目指す。沖縄の離島情報を発信し、若手起業家の挑戦の場にする狙いもある。総工費は約6億円。
 地主の国場組や那覇市国際通り商店街振興組合連合会、牧志1丁目3番地区市街地再開発準備組合でつくるグランドオリオン地域振興会設立準備室が募集する。近隣の竜宮通りやグランドオリオン通りと連携したイベントも計画し、国際通りの活性化を図る。国際通り商店街振興組合連合会の上原善明理事長は「那覇市民や県民が集い、そこに県外、国外の観光客が触れ合う場にできたらいい。年365日を離島フェアとして、流通に乗らない地方や離島の県産品を国際通りで出す事業も進めたい」と話した。
 出店の問い合わせは準備室(国場組内)(電話)098(862)7006。