オクらっきょう嘉例ぱん ローソン沖縄、中農高と共同開発


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 【うるま】県立中部農林高校(具志堅三男校長)とローソン沖縄(浦添市、古謝将之社長)は県産オクラと島ラッキョウを使ったカレーパン「オクらっきょう嘉例(カレー)ぱん」を開発した。25日からローソン県内全店舗とうるま市内のサンエー4店舗で販売する。

 価格は税込み150円で1万5千個限定。うるま市特産のオクラを練り込んだパンに、島ラッキョウとポークランチョンミートを混ぜたペーストを乗せた。製造はオキコ(西原町)が担当した。
 食品科学科の2、3年生43人が5月ごろからローソンとともに開発に取り組み、商品名や袋の絵柄も生徒が考えた。
 當山世樹(せいな)さん(3年)は「地域の特産品の良さを知ってほしい」と話した。久高彩葵(さき)さん(3年)は「学科目標である『幸せを運ぶ』を、方言の『嘉例(かりー)』に込めた。このパンで幸せを広めたい」と語った。
 具志堅校長に完成を報告した古謝社長は「魅力ある商品を作ってもらい喜んでいる。商品開発という貴重な体験を応援できてよかった」と喜んだ。

中部農林高校の生徒とローソン沖縄、オキコが共同開発した「オクらっきょう嘉例ぱん」
地域の特産品を生かしたパンの開発に携わった中部農林高校食品科学科の生徒たち=19日、うるま市の同校