セブン銀ATM利用可 沖銀と利用提携


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ATM利用提携を喜び、握手を交わす沖銀の玉城義昭頭取(左)と二子石謙輔社長=25日、那覇空港国際線ターミナル

 沖縄銀行(那覇市、玉城義昭頭取)とセブン銀行(東京都、二子石謙輔社長)は25日、那覇空港国際線ターミナルで「現金自動預払機(ATM)利用提携」に関する記者会見を開いた。

沖縄銀行の顧客は、同日から県内7台を含む全国2万台超のセブン銀行のATMが利用できる。二子石社長は、県内で同行ATMを順次増設し他の県内地銀とも提携したい意向を示した。
 セブン銀行ATMは県内の那覇空港や首里城公園などに計7台が設置されている。今後、県内の商業施設や観光名所などに設置していく。
 沖銀は従来、県内のローソンやファミリーマートに設置されている既存のコンビニATMで出金や残高照会のサービスは利用できるが、入金はできない。利用時間も平日午前8時から午後9時、土日祝祭日は午前9時から午後5時までと一部制限がある。
 一方でセブン銀行ATMは、平日午前7時から午後10時、土日祝祭日は午前9時から午後8時までで、コンビニATMより利用時間が長い。入金サービスも利用でき、海外から来た観光客らが所有するクレジットカードなどの入出金サービスにも対応している。英語、中国語、韓国語、ポルトガル語の4カ国語の対応ができる。
 二子石社長は会見で、コンビニのセブン―イレブン進出とATM利用提携の関連性を「全く関係ない。現時点ではセブン―イレブンの展開とは切り離して行っている」と否定した。
 沖銀の玉城頭取は「県外の沖銀を利用するお客さまの利便性が大いに向上するものと考えている」と提携の意義を語った。