阿蘇山、活発化の兆候みられず 噴火で気象台


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 小規模噴火が続く熊本県・阿蘇山の中岳第1火口から上がった約千メートルの噴煙について、福岡管区気象台(福岡市)は26日、活動がより活発化する兆候はみられないとの見解を明らかにした。

 一方で、近隣自治体で確認された降灰の成分を分析し、マグマが地表に噴出する「マグマ噴火」かどうかを調べる。気象台によると、今回、噴石は火口周辺までは飛散していないが、マグマ噴火で規模が大きくなれば、より広範囲に噴石が飛散する可能性も出てくるという。
 気象台は8月30日の小規模噴火を受け、阿蘇山の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げ。
(共同通信)