近畿大は26日、豊田通商が養殖したクロマグロを、近大の技術による養殖を示す「近大マグロ」に認定したと発表した。これにより、近大マグロの年間生産量は2千匹から1・5倍の3千匹になる。近畿大と豊田通商は2020年度に、6千匹まで生産を拡大する計画だ。
国際的な漁獲規制が進む中で、漁場の拡大などで国内外への安定的な供給を目指す。17年度には、北米やアジアに輸出する予定。
豊田通商によると、今後クロマグロの飼育に適した漁場を選定する。稚魚が約30センチになるまでの生存率を高める手法も考案するという。
(共同通信)