水俣病申請、熊本の8人棄却 国が代行認定審査


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 環境省は26日、水俣病の認定業務を自治体に代わって行う国の「臨時水俣病認定審査会(臨水審)」に患者認定を申請した熊本県の男女9人のうち、8人を棄却処分にしたと発表した。21日付。1人は追加の資料が必要として判断を保留した。

 環境省が今年3月に「単独症状でも認定可能」との新指針を出して以降2回目の判断。今年7月にも、熊本県の3人と鹿児島県の1人を棄却処分としていた。
 臨水審は15日、新指針に基づいて水銀摂取の期間や症状など因果関係を審査。20日に8人を棄却すべきだとの答申を望月義夫環境相に出した。
(共同通信)