きょうから「第1回沖縄大交易会」 商圏拡大へ意気込み


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国内外のサプライヤーやバイヤーらが参加した沖縄大交易会前夜祭=26日、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇

 沖縄と本土の経済人でつくる沖縄懇話会と県は27、28の両日、国内最大規模の国際食品商談会「第1回沖縄大交易会」を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターと市立体育館で開催する。商談会に先立ち26日、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇で関係者らを招いて前夜祭を開いた。

 前夜祭には関係者ら約3千人が参加し、出展企業の提供した商品や食材を使った料理などが提供された。
 ワインを前夜祭で提供した北海道ワイン(北海道小樽市)の岸直行営業本部副本部長は「北海道でワインを造っているということをPRしたい。沖縄を経由し、アジアに向けて商圏を拡大するチャンスだ」と意気込みを語った。
 台湾で水産物輸入業を営む利寶起業股〓の楊翔麟さんは「大交易会を機に沖縄の水産物を販売したい。沖縄は台湾から最も近い国なのでいい契約を結びたい」と語った。
 26日は沖縄大交易会を主催する沖縄懇話会の総会も那覇市内で開かれた。本土側代表幹事でオリックスの宮内義彦シニア・チェアマンは「懇話会創立25周年を記念し、27日から『沖縄大交易会』が開かれる。沖縄は人口も増加しており、元気な地域。懇話会の果たす役割も大きくなる」と第1回開催に期待を示した。

注:〓はニンベンに分