バガスで次々新商品 ぐしけん、ハッピーフィールド


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 サトウキビの搾りかすバガスを粉末化し、栄養価の高い「ウージパウダー」を使った新商品が続々と登場している。食物繊維や鉄分カルシウムなどが豊富に含まれており、無味・無臭で高栄養なことが評価されている。パンの製造・販売を手掛けるぐしけん(うるま市)や洋菓子販売のハッピーフィールド(豊見城市)は、機能性の高いウージパウダーを使った商品開発に取り組んでいる。

 ぐしけんは25日から、ウージパウダーを生地に練り込んだ商品第1弾「沖縄ウージの森シリーズ・食パン(6枚入り)」を税抜き324円で県内量販店で発売している。1枚でレタス2個分の食物繊維が摂取できるという。他の商品との差別化や機能性の高い商品の開発を目指していたぐしけんに、ウージパウダーを製造する沖縄パウダーフーズが素材を提供した。
 パティスリーきゃっするを運営するハッピーフィールドは21日から、ウージパウダーとキビ蜜を使用した長さ35センチの「結まーるロール」を税込み1800円で、卵を使わず100%米粉を使い、パウダーを練り込んだ「珍米■(ちんまいこう)ウージパウダー入り」税込み380円で発売している。
 沖縄パウダーフーズは、バガスに着目し商品開発を進め、13年5月から発売している。

※注:■は米ヘンに「羔」

沖縄ウージの森シリーズ・食パン
結まーるロール(左)と珍米■ウージパウダー入り