台湾総統、党主席辞任へ 地方選惨敗で引責


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 【台北共同】台湾与党、国民党主席の馬英九総統が、29日の統一地方選で同党が惨敗した責任を取り、党主席を辞任する見通しとなった。中央通信社などが30日報じた。12月3日の党会合で表明する予定という。残り任期約1年半の馬氏はレームダック(死に体)化が進むことになり、党内の主導権争いも加速しそうだ。

 中央通信は、馬氏に立場が近い副主席の呉敦義副総統が党主席を代行する見通しだと伝えた。呉氏は、馬氏の任期満了に伴う2016年次期総統選の同党有力候補の一人とされる。
(共同通信)