東西教会が共同宣言 中東の紛争解決で連携


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 【イスタンブール共同】トルコを訪問中のローマ法王フランシスコは30日、最大都市イスタンブールで東方正教会のコンスタンティノープル総主教バルトロメオ1世と共同宣言に署名、対話により中東での紛争を解決するよう東西教会が連携していく姿勢を示した。

 両氏は、イラクやシリアで少数派のキリスト教徒が「暴力により強制的に生活の場を追われ、生命の価値が失われている」と強い懸念を表明。キリスト教徒を含む全ての人々が中東で置かれている悲惨な状況は、祈りだけではなく「国際社会の適切な対応を必要としている」と訴えた。
(共同通信)