コラソン競り勝つ 豊田合成を29―25


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは30日、山梨県の甲州市塩山体育館で豊田合成と対戦し、29―25で勝利した。通算成績は3勝1分け3敗となり、順位は暫定5位。

次週は愛知県での2連戦で、12月6日に3位(暫定)の湧永製薬と、7日に7位(同)のトヨタ紡織九州と対戦する。

▽男子
琉球コラソン(3勝1分け3敗)
29―25(13―11,16―14)
豊田合成(2勝5敗)

◆確実に得点 流れつかむ
 豊田合成は現在9チーム中8位と低迷しているとはいえ、開幕戦では昨年王者の大同特殊鋼から白星を挙げるなど、油断はできない相手だった。「後半戦のことも考え、確実に勝ちにいった」と琉球コラソンの東長濱秀吉監督。攻守の要の東長濱秀作を温存しながらも、エース棚原良の活躍などで接戦を制した。
 立ち上がりはミスが目立ち、相手にペナルティーシュートを与えるなど開始5分で3点のリードを許した。だが、棚原がミドルシュートを決めると反撃を開始。強引に攻めずセットプレーで確実に1点を取りにいき、流れを引き寄せた。
 この日13得点の棚原は得点ランク1位に浮上し、チームも勝率を5割に戻した。年内残り3試合のうち2試合は上位陣との対戦。年内6勝をプレーオフ進出の目安に掲げる東長濱監督は「あと三つ、しっかり狙っていきたい」と息巻いた。