【中国時報】女性海外出稼ぎ停止 インドネシア5年以内に


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 インドネシアのユスフ・カラ副大統領は11月21日、同国の女性の海外への出稼ぎを5年以内に停止すると明言した。介護など福祉関連労働を同国からの外国人労働者に頼る台湾では、大きな影響が出ることが危惧されている。

 副大統領は、出稼ぎ先で多くの女性が心理的・生理的虐待を受けていると指摘。経済発展に伴い国内の労働力需要も高まっており、軽工業や農業への就労を進めるとしている。
 台湾はインドネシア最大の出稼ぎ先で、現在台湾では約22万2千人が就労。うち17万人が個人宅で老人や病人の介護に従事しており、外国人労働者の中では同国出身者が最も多い。人口の高齢化に伴い需要は年々高まっており、労働力の確保が難しくなれば深刻な影響が出るとみられている。