NY原油一時5年4カ月ぶり安値 供給過剰懸念で乱高下


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 【ニューヨーク共同】ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は1日未明の時間外取引で一時、指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しが1バレル=63・72ドルまで下落した。原油の供給過剰懸念が要因で、中心限月としては2009年7月下旬以来、約5年4カ月ぶりの安値水準。ただ、終値は前週末比で反発に転じるなど、乱高下した。
 石油輸出国機構(OPEC)が前月の定時総会で減産を見送ったことが依然、原油の供給過剰懸念につながっている。
 1日は当初、安値圏で推移した後、同日の終値は前週末比2・85ドル高の1バレル=69・00ドルと大幅反発した。
(共同通信)