社会貢献で全国表彰 古宇利春孝さん、仲宗根弘さん


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 社会貢献支援財団(安倍昭恵会長)は1日、人命救助や障がい者、被災者支援などに功績があったとして47件の取り組みで個人、団体を表彰した。日本財団からは副賞として、それぞれ50万円を贈った。

 同日、東京都の帝国ホテル東京で表彰式典が開かれ、県内から社会貢献の功績部門でNPO法人おきなわCAPセンター(長田清代表理事)と、人命救助の功績部門で古宇利春孝さん(56)と仲宗根弘さん(47)が表彰された。
 おきなわCAPセンターでは、県内で年間150回にわたりワークショップを行うなど、子ども自身が暴力や虐待から身を守るための教育プログラムの発信に努めている。長田代表理事は「CAPで学んだことが役立ったという子どもたちの声が励み。継続できたことが受賞につながったと思う」と喜び、「今後も沖縄の子どもたちを元気にする活動を続けたい」と語った。
 古宇利さんと仲宗根さんは、昨年末に古宇利沖で起きたヘリ墜落事故の際、乗員と乗客の3人を救助したことが評価された。2人は仕事のため、古宇利さんの妻・真利子さんと仲宗根さんの息子・勇生(ゆうき)さんが代理出席した。