北部2病院 統合を 研究会、県に報告へ


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 北部地域における医療提供体制の確保に関する研究会(会長・宮城信雄県医師会長)の第3回会合が1日、県庁で開かれた。

北部地域で安定的な医療を提供するために、医師不足の課題を抱える県立北部病院と、北部医師会病院の「統合再編による病院整備を図ることが望ましい」との結論をまとめた。12月末に県知事に研究会の報告書を提出する。
 研究会は、北部地域住民からの基幹病院設置を求める要望を受け、これまで協議を進めていた。
 この日、研究会がまとめた結論では、統合再編後の経営形態や職員身分などの諸課題については、2015年度に検討会を新設し、新たな基幹病院整備に向けた具体的な作業を加速させるとした。研究会には北部広域市町村圏事務組合理事長を務める稲嶺進名護市長も参加。宮城会長によると稲嶺市長から基幹病院設置に向け、迅速な作業進展を望む声が上がったという。