子どものため秘密法廃止を 人気作家ら緊急アピール


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 特定秘密保護法の10日施行を前に、児童文学者や出版関係者らでつくる「フォーラム・子どもたちの未来のために」が3日、東京都内で記者会見し、同法廃止を求める緊急アピールをした。

 会見で、ベストセラー小説「バッテリー」で知られる作家あさのあつこさんは「岡山で物語を紡いでいる人間で政治的発言は苦手だが、表現をする者として国民に手かせ足かせをはめる秘密法に反対。書く者、母、祖母として声をあげたい」と訴えた。
 出版社「クレヨンハウス」社長の作家落合恵子さんは「秘密法は表現の自由を奪う。自由にものを考え、発言する大人がいることで子どもたちを守れる」と強調した。
(共同通信)