貿易赤字11・7兆円、14年度 日本貿易会が予測


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 商社などで構成する日本貿易会は4日、2014年度の貿易収支(通関ベース)が11兆7710億円の赤字になるとの予測を発表した。貿易赤字は4年連続。13年度より赤字額は2兆円程度減るものの、依然として巨額の赤字を計上する見通しだ。

 輸入額が高止まりする一方、円安が進んでも輸出額が伸び悩んでいることが貿易赤字の主因。大手メーカーの海外生産拡大が背景にあり、15年度も10兆4570億円の赤字を見込む。
 日本貿易会は、国内企業の海外生産が過去最高水準になっているため、為替が円安に動いても「日本からの輸出が大幅に増えることは難しい」とみている。
(共同通信)