【ケープカナベラル(米フロリダ州)共同】米航空宇宙局(NASA)は5日、火星への有人飛行を目指して開発中の次世代宇宙船「オリオン」の無人試験機を、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
当初は4日に打ち上げる予定だったが、オリオンを載せた大型ロケット「デルタ4ヘビー」の1段目の燃料タンクの弁が正常に作動しないトラブルが起きて延期した。
オリオンは楕円軌道に乗って地球を2周し、高度5800キロから時速3万2千キロで大気圏に突入。2200度の高熱に耐えてパラシュートを開き、4時間半後に米カリフォルニア州沖に帰還する計画。
(共同通信)