うるま署が米海兵隊員を酒気帯び運転容疑で逮捕


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 うるま署は5日、うるま市川田の県道33号で、酒気を帯びた状態で、車を運転したとして、道交法違反(酒気帯び)容疑で在沖米海軍艦隊活動司令部所属の2等兵曹(32)を現行犯逮捕した。

県警によると、2等兵曹の呼気からは基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム)の約2・5倍のアルコールが検知されている。2等兵曹は「間違いない」などと容疑を認めている。
 在日米軍は、在沖米4軍の軍人・軍属の外出・基地外飲酒を制限する勤務時間外行動指針(リバティー制度)を9日から緩和する。米軍人による事件や事故が減少したとして11月26日に規制緩和を報告した。だが、2日後の11月28日には酒に酔った状態の米空軍兵が北谷町の会社員宅に侵入したとして、住居侵入容疑で県警に現行犯逮捕されており、わずか10日間で飲酒が絡んだ米兵による事件が2件立て続けに発生している。
 在日米軍司令部は緩和について「今回の改定は各軍が実行できる適切な方針だ。隊員の(規範)意識を最大限に高めることを約束する」などとしている。