奨学高校生の36%がバイト経験 あしなが育英会調査


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 あしなが育英会(東京)は6日、奨学金を貸与している高校生を対象にした調査で、アルバイトをしたことがある人は36・6%だったと発表した。経験者の40%以上が、稼いだお金を通学の交通費など学校の費用に充てているという。

 調査を分析した筑波大大学院の樽川典子准教授(社会学)は、学費や生活費のために働く高校生が多いとして「奨学生の経済状態は予想以上に厳しい」と指摘。バイト経験者の割合を、奨学金を借りていない高校生と比較することは、同様の調査がないため難しいとしている。
 調査は高校生になってからのバイト経験を聞いた。バイト代の平均月額は3万4784円。
(共同通信)