特定秘密保護法が成立して1年となる6日、各地で市民団体が集会を開いた。10日に施行が迫った同法をめぐっては、政府の恣意的な秘密指定や、国民の知る権利侵害の恐れを指摘する声が消えない。集会では「知る権利封じ込めを許すな」「諦めずに訴え続けよう」といった声が相次いだ。
東京・日比谷野外音楽堂では新聞労連などが主催する集会が開かれ、約1600人が参加した。
主催者代表としてあいさつした海渡雄一弁護士が「市民団体などには基地や原発の監視活動を続けて大丈夫かという危機感が高まっている」としながらも「萎縮することなく法廃止を求めて闘い続ける」と宣言した。
(共同通信)