クマの出没が相次ぎ、11月には襲われた男性が死亡した岐阜県高山市の選挙管理委員会は、14日の衆院選の投開票に備え、市内72カ所の投票所のうち32カ所にクマを撃退するための爆竹を用意した。総務省によると、選挙時のクマ対策は全国的に珍しい。
また、投票の行き帰りにクマから襲われるのを避けるため、有権者には衣服やかばんに鈴を付けたり、音を出したラジオを携帯したりするよう、広報車や各町内会の回覧板を通じて呼び掛けている。
市選管によると、爆竹は70箱用意。1箱には20個を一つにまとめたものが10束入っている。クマが現れた場合、火を付け、爆発音で追い払う。
(共同通信)