イランがイラク空爆を認める 対イスラム国、英紙が報道


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 【テヘラン共同】英紙ガーディアンは6日までに、イラク東部で過激派「イスラム国」への空爆を行ったことをイラン政府高官が認めたと報じた。イランがイスラム国への空爆を行うのは初めてとみられる。米国防総省が2日、イランが空爆を行ったとの見方を示したが、イラン側は確認を避けていた。

 今回の空爆の規模や回数は不明だが、1980~88年のイラン・イラク戦争以来、イランは国外で本格的な空爆を行っていない。イスラム教シーア派のイランが影響圏としてきたイラクとシリアで、過激派の勢力拡大を食い止めるため、より直接的な関与が不可避と判断したとみられる。
(共同通信)