海のロボコン初開催 沖縄職開大が最優秀賞


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ブイの浮かぶ海中に手塩にかけた海洋ロボットを投入する学生たち=6日、北谷町

 【北谷】海中で動くロボットの技術や認知度向上を目的に「海洋ロボットコンテスト・プレ大会」(実行委員会主催)が6日、北谷町うみんちゅワーフ近くの海岸で開かれた。遠隔操作のROV、自動制御のAUV、フリーの3部門に県内外の大学や職業能力開発校など9校から11台が参加した。

 実行委によると、海洋ロボットの大会開催は世界初。本大会は来年度に開催する予定だ。
 ROVとAUVはブイに囲まれた水深約1・5メートルの海中で10メートル先のゴールを目指す。荒波にもまれてコースを外れ、制限時間超過やリタイアが相次ぐ中、ROV部門では長崎大工学研究科と日本文理大の合同チームが、AUV部門では沖縄職業能力開発大学校がそれぞれゴールに到達し最優秀賞を受賞した。
 沖縄職開大学校の池宮城秀平さん(24)は「重心を細かく移動させることで安定させ、波に負けず進むことができた」と勝因を語った。
 その他の受賞者は次のとおり。
 【ROV部門】優秀賞 九州工業大大学院▽浸水したで賞 国立沖縄高専
 【AUV部門】優秀賞 九州職場能力開発大学校
 【フリー部門】特別賞 長崎大