【香港共同】香港で2カ月以上続く大規模デモの最大拠点、香港島アドミラリティ(金鐘)について、警察は今週後半にも、裁判所が占拠禁止命令を出した一部区域だけでなく、全域でバリケードの強制撤去を行うことを検討し始めた。7日付の香港紙、明報などが伝えた。
デモ撤収も検討し始めていた大学生団体「香港専上学生聯会(学聯)」の幹部は6日夜「現段階で撤退の計画はない」と表明、強硬姿勢を強める香港政府に反発した。強制撤去をめぐり、双方の駆け引きが続いている。
香港政府は、幹線道の占拠は違法行為であり裁判所の命令がなくても強制撤去できると繰り返し強調。
(共同通信)