台風22号、比中部が暴風域に 2人死亡、70万人超避難


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フィリピン当局によると、パナイ島の避難所で女児(1)が低体温症で亡くなるなど、台風の影響で計2人が死亡。各地で大規模な停電も発生し、全土で約72万人が避難した。レイテ島タクロバンでは台風30号の被災者が暮らす仮設住宅の屋根が吹き飛ばされるなどの被害も出た。

 【タクロバン共同】フィリピンに上陸した非常に強い台風22号は7日、中部のサマール島、レイテ島を暴風域に巻き込み、西に向かって進んだ。フィリピンを横断し、9日以降に南シナ海に抜ける見通しだが、死者・行方不明者約7400人を出した昨年の台風30号と進路が似ており、各地で厳重な警戒が続いた。

 フィリピン当局によると、パナイ島の避難所で女児(1)が低体温症で亡くなるなど、台風の影響で計2人が死亡。各地で大規模な停電も発生し、全土で約72万人が避難した。レイテ島タクロバンでは台風30号の被災者が暮らす仮設住宅の屋根が吹き飛ばされるなどの被害も出た。
(共同通信)