【中国時報】来年6月から公共の場禁煙 北京市


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 北京市の人民大会常任委員会は11月28日、「北京市たばこ規制条例」を可決した。来年6月1日から公共の場所での喫煙とたばこ会社によるたばこの広告、販促活動、イベントへの協賛などが全て禁止となる。違反すれば最高200人民元(4千円弱)の罰金。

 喫煙が禁止されるのは、レストランなどを含む公共の場所や職場の室内部分。学校、病院、体育施設は屋外も対象となる。禁煙の表示を行っていなかった施設の責任者や制止を聞かずに喫煙した者には、2千元(約4万円)から1万元(約20万円)の罰金が科せられることになっている。
 中国の喫煙人口は3億人以上と世界の喫煙人口の約3割。約7億4千万人が受動喫煙の危機にさらされている。北京の喫煙人口は400万人とみられている。