中華航空が12月から台北―ロサンゼルス路線に新機材のボーイング777を投入することを受け、デルタなど米航空各社は次々と大幅な値下げを敢行している。片道約5万円のチケットを発売するなど競争がますます激化している。
これまで、台北―北米路線には中華航空のほか、台湾のエバー航空とアメリカのデルタ航空、ユナイテッド航空が就航しており、デルタは東京経由であるものの外国人固定客も多く安定した搭乗率を維持してきた。
しかし、中華航空が投入した新機種は、180度リクライニングが可能な座席など設備も充実。顧客の流出を恐れたデルタとユナイテッドは11月、競合するロサンゼルスなど4路線を1万3300元(約5万円)に値下げ。他の北米路線も3割から4割の値下げに踏み切った。