トヨタ自動車グループのアイシン精機(愛知県刈谷市)は8日、高齢者や障害者らが利用する電動車いす2963台をリコール(無料の回収・修理)すると発表した。部品の不具合で、キャスターと呼ばれる前輪のウレタン製タイヤに亀裂が入るなどして破損する恐れがあるとしている。
リコールするのは、2004年3月~14年10月に製造した「タオライトツー」と「タオライトツーエム」の2種類。これまでに販売したほぼ全てが対象となる。
東京都内で10月、60代の使用者が走行中に右前輪のタイヤが破損した後、壁にぶつかって負傷。車いすの前輪タイヤがホイールから外れたことが判明した。
(共同通信)