太平洋戦争の日でペンクラブ声明 「教訓から未来見通す」


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 日本の真珠湾攻撃による「太平洋戦争開戦の日」にあたる8日、日本ペンクラブ(浅田次郎会長)が「失敗から得た痛切な教訓こそ、未来を見通す決定的な手がかりとなる」などとする声明を発表した。

 声明は、1941年の開戦が「大破局への道であった」と回顧。反省から再出発したはずの日本で現在、集団的自衛権の行使が容認され、特定秘密保護法の施行を控え、原発再稼働が国策として進んでいると指摘。
 それら政府の動きが「国家を前面に押し立て、個々人の生命の安全や人権を二の次にし、戦争も辞さない世の中につくり替えていく」ことにつながるとの懸念を表明した。
(共同通信)