赤紙配り「忘れないで」 太平洋戦争開始73年、大阪


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 真珠湾の奇襲攻撃による太平洋戦争開始から73年を迎えた8日、女性の権利や平和を訴える市民団体が大阪・ミナミの難波駅前などで、召集令状だった赤紙を模したビラを配り、「戦争のことを忘れないで」「二度と子どもを戦場に送らない」と訴えた。

 「大阪母親大会連絡会」が主催し、今年で40回目。難波駅前では戦時中の母親を思わせる、白いたすきに着物姿の女性を含む約50人がビラ約2千枚を配布した。
 大阪府河内長野市の男子高校生(17)は「こんな薄っぺらい紙一枚でも、命令なら戦争に行かなければいけない時代があったのか」と感慨深げ。
(共同通信)