吉野家、牛肉高騰で牛丼値上げ 他社も追随検討


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 吉野家の河村泰貴社長は9日記者会見し、牛丼並盛りを300円から380円に値上げすると発表した。河村社長は「米国産牛肉の高騰が原因だ」と説明した。円安の進行も食材の調達費の増加につながっており、すき家は追随を検討し、松屋は実質的な値上げを進める。安さと手軽さが人気の牛丼チェーンで、価格上昇の動きが広がってきた。

 吉野家は17日の午後3時から値上げを実施する。牛丼13品、カルビ丼5品、定食7品の計25品目を対象とする。値上げ幅は30~120円になる。10月29日に発売した「牛すき鍋膳」は630円のまま価格を据え置く。
(共同通信)