FRB、米巨大銀行に追加規制 自己資本強化を要求


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は9日、米巨大銀行グループに対する追加規制案を公表した。国際ルールを上回る自己資本の強化を求める。金融危機の再発を防ぐ一連の制度改革の一環となる。

 世界の金融監督当局でつくる金融安定理事会(FSB)は、日本の3メガバンクを含む金融システム上で重要な巨大銀行グループを指定し、自己資本比率の上積みを求めている。今回のFRBの規制案はバンク・オブ・アメリカやシティバンクなど米国の8行に、国際ルールの約1・8倍に当たる1・0~4・5%の上積みを義務付ける。
 2016年から段階的に適用し、19年に完全実施する方針。
(共同通信)