秘密法施行に官邸前で抗議  「情報は市民のもの」


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 外交、防衛などに関する政府の重要情報の漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法が施行された10日、東京都内の首相官邸前や図書館で市民団体が集会を開いた。参加者らは「国民の知る権利を侵害する」「情報は市民のものだ」と抗議の声を上げ、引き続き法律廃止を求めていくことを訴えた。

 秘密保護法は「秘密の定義が曖昧で、運用を監視するチェック機関の権限も弱い」との指摘が識者らから出ている。施行その日に合わせた市民らの抗議行動は、懸念の強さを示した形だ。
 永田町の首相官邸前には100人以上が集まり「戦争準備の秘密法反対」「情報は市民のものだ」とシュプレヒコールを繰り返した。
(共同通信)