原子力規制委員会は10日、東京電力福島第1原発で今後、汚染水漏れなどの事故やトラブルが発生した際、国際的な事故評価尺度(INES)による数値を使った評価をしない方針を決めた。第1原発は既に最悪のレベル7と評価されており、尺度の評価基準をそのまま適用すると「誤解が生じる」と判断した。
今後の事故やトラブルでは、数値による評価ではなく、概要のほか、放射性物質による環境への影響や、規制委による対応について文章で説明する方針。
規制委は、既に事故が起きた原発で通常の原発と同じ評価基準を当てはめるのは適当ではないと判断した。
(共同通信)