被ばく上限250ミリSv検討 規制委、原発事故の作業員


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 原子力規制委員会は10日、原発事故の緊急時に収束作業に当たる作業員の被ばく線量上限を引き上げる方針を決めた。現行は100ミリシーベルトだが、250ミリシーベルトへの引き上げを軸に検討する。年明け以降、九州電力川内原発1、2号機などの再稼働が見込まれており見直し作業を急ぐ。

 田中俊一委員長は記者会見で「国際基準は250~500ミリシーベルトだが、できるだけ被ばくは少ない方が良い。福島の事故の実績から250ミリシーベルトで(事故時に)対応できるのではないか」と話した。
(共同通信)