製糖シーズン始まる 伊良部工場初日383トン


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トラックに満載され、続々と工場に運び込まれるサトウキビ=11日、宮古島市の宮古製糖伊良部工場

 【宮古島】県内最大のサトウキビ生産地、宮古島市の宮古製糖伊良部工場で11日、製糖操業が始まった。県内ではJAおきなわ伊是名製糖工場が11月4日から製糖を始めているほか、沖縄製糖宮古工場も19日から、24年ぶりとなる年内操業を実施予定で、県内は本格的な製糖期を迎える。

 伊良部工場に初日は383トンが運び込まれた。平均糖度は15・4度。今期の同工場での製糖量は前期比2457トン増の6万3105トンを見込む。宮古島市全体でも1万3126トン増の31万8325トンを見込む。宮古地域ではことし、台風の影響が少なく、サトウキビの生育がおおむね順調に推移した。
 宮古製糖の安村勇社長は「サトウキビのつやもいい。農家の努力に応えていきたい」と抱負を語った。