漢那漁港に「かき小屋」風レストラン、来週開店


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
開店間近のレストランで意欲を示すレキオネシアの宮城磯乃社長(中央)ら=10日、宜野座村の漢那漁港

 【宜野座】宜野座村の漢那漁港内に来週半ばにも、県外産カキをメーンにした海産物レストランが開店する。地元のマグロやサザエなども活用する計画。レストランは村内で帆布バッグやアクセサリーなどを製造・販売するレキオネシア(宮城磯乃社長)が手掛ける。

村漁村漁民活性化施設を活用し、同施設の指定管理者の宜野座村漁協と近く契約を結ぶ。
 新店舗の名称は「レキオテラス漢那」。当面は屋外の七つのテーブル、60~70座席で営業する。広島県や神奈川県などで人気があるかき小屋をイメージし、バーベキュースタイルとなる。将来、自社開発商品や地元の特産物も取り扱う。
 宮城社長は「冬の漁港に人を呼び込み、地域貢献したい」と意欲を見せている。宜野座村漁協の城間盛春組合長は「漁協近くには海産物を扱う店がない。今までずっと運営店を探していた。宜野座の魚介類を使ってもらえればうれしい」と期待している。
 宮城社長らは、同漁港沖などを会場に実施される「環金武湾帆掛けサバニレース」も手掛けており、沖縄の海を生かした事業展開を目指していた。
 今回レストランとして使う施設は、村が2009年度の漁村漁民活性化施設建設事業で建設した。食堂は当初、同漁港が直営、その後民間企業と協定を結び経営されていたが、昨年12月に閉店していた。
 問い合わせはレキオテラス漢那(電話)090(1365)0382。