保険の乗り合い代理店を一斉検査 金融庁方針、来月にも10社


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 金融庁が、複数の保険会社の商品を取り扱う「乗り合い代理店」10社程度に対し、来年1月にも立ち入り検査に着手する方針を固めたことが11日、分かった。商品説明が不十分だったり、手数料目的で必要以上の保険を契約させたりするとの懸念があることを踏まえた。代理店の実態解明に向けて、初の一斉検査に乗りだす。
 検査対象には、最大手の「ほけんの窓口グループ」のほか、「みつばち保険グループ」「保険見直し本舗」が含まれるもよう。金融庁は、乗り合い代理店の販売規模も大きくなっており、利益重視で販売手数料を基準に商品を選んでいないかなどを重点的に点検する必要があると判断した。
(共同通信)